アメリカのトランプ政権は２日、ＥＵ（＝ヨーロッパ連合）からの輸入品７５億ドル分に今月１８日から報復関税を課すと発表した。米欧の貿易摩擦が激しくなりそうだ。

ＷＴＯ（＝世界貿易機関）は２日、ＥＵによる航空機大手「エアバス」に対する補助金をめぐり、アメリカがＥＵからの輸入品に報復関税を課すことを認めると発表した。規模は年間最大でおよそ７５億ドル（８０００億円分）。

これを受け、トランプ政権は今月１８日から報復関税を課すと表明。フランスやドイツ、イギリスなどのワインや農産品などに２５パーセントの関税を上乗せするという。

ＥＵ側もアメリカのボーイングに対する補助金についてＷＴＯに提訴しており、米欧の貿易摩擦が激しくなりそうだ。