トランプ氏 香港情勢「米中貿易に影響」
アメリカのトランプ大統領は7日、抗議活動が激化する香港情勢に関連し「悪い」ことがおきた場合は、米中の貿易協議にも影響が出ると警告した。
トランプ大統領は、香港で「覆面禁止法」が施行され抗議活動が激化していることを受けて、「非常に人道的な解決を望む」との考えを改めて示した上で「悪い」ことが起きた場合は米中の貿易協議にも影響がでると警告した。
トランプ大統領「(香港で)何か悪いことが起きれば、貿易協議にも悪影響が出るだろう」
米中は10日からは閣僚級の貿易協議を行う予定だが、大統領は「公正な取引が必要だ」と強調し、合意しやすいテーマを先行させる部分的な合意には否定的な考えを示している。
一方、アメリカ商務省は7日、中国の最大手の監視カメラメーカー、「ハイクビジョン」など28の企業や政府機関を禁輸措置の対象に追加すると発表した。
新疆ウイグル自治区での中国政府によるイスラム教徒への弾圧に対する制裁で、人権面でも中国への圧力を強めている。