欧州で山火事の被害拡大 ギリシャの大規模火災も延焼続く…住民600人以上が避難
猛暑が続くヨーロッパで山火事の被害が拡大しています。19日にギリシャの首都・アテネ近郊で発生した大規模な火災は20日になっても延焼を続け、住民600人以上が避難しました。
ロイター通信によりますと、山火事は19日にギリシャの首都・アテネの北約27キロの場所で発生しました。映像からは住宅のすぐ横で火の手があがり黒煙がもうもうと上がっている様子が確認できます。
飛行機に加え、消防士約500人と消防車120台が消火にあたっているものの、20日になっても火は収まっていません。地元当局は「強風が消火の妨げになっている」としています。これまでに3人がヤケドなどのケガをしたほか、少なくとも600人の住民が避難しました。
猛暑が続くヨーロッパでは、スペインやフランスなど各地で山火事が発生していて、焼失面積は例年の4倍以上のペースで拡大しています。