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“元徴用工”基金 文議長が法案提出の考え

2019年11月6日 1:51

来日中の韓国・文喜相国会議長が5日、都内の大学で講演し、いわゆる元徴用工訴訟をめぐり、日韓の企業や国民から自主的な寄付を募るなどして、原告側への補償に充てるという法案を提出する考えを示した。

来日中の韓国・文国会議長は5日、都内の大学で講演した。

文議長「日韓関係を取り戻す『新たな仕組み』をつくる努力は議会指導者の責務だ」

文議長は元徴用工訴訟の問題の解決のため、韓国側で新たな基金をつくり、原告側に慰謝料を払うとする法案を国会に提出すると明らかにした。財源は日韓両国の企業や国民から自主的な寄付金を募るなどとしている。

一方、文議長は、今年2月に「慰安婦問題の解決には天皇陛下の謝罪が必要」などと発言したことについて、「心が傷ついた方々に申し訳ない」と改めて謝罪した。これに対し、来場者の一人がさらなる謝罪を求める声をあげ、講演が一時中断する事態となった。