中国では、建国記念日にあたる「国慶節」の大型連休が29日から始まりました。期間中、延べ20億人以上が移動すると予測されています。

今年は中国のゼロコロナ政策が終了後、初めて迎える国慶節で、上海の空港では多くの人が旅行先などへ向かう様子が見られました。

福島第一原発の処理水放出を受け、日本行きの旅行への影響が懸念されていましたが、検索大手「百度」などの予測によると、海外の人気旅行先の1位が日本だったということです。

日本への旅行客「（日本は処理水の）監視をしているので、数値が高すぎるときは国際社会に伝えると思う」「湯布院へ行く有名な電車に乗って、風景を見に行きたい」

連休の期間中、公共交通機関や自家用車で移動する人は延べ20億5000万人に上るとみられていて、新型コロナ感染拡大前より1割ほど増加する見通しです。