米で“原爆展覧会”日系人被爆者が経験語る
アメリカ・ロサンゼルスで9日、広島や長崎の原爆の被害を伝える展覧会が始まり、日系アメリカ人の被爆者が当時の経験を語った。
この展覧会は、ロサンゼルスにある全米日系人博物館で始まった。1945年、広島に投下された原爆の被害では、親戚訪問などで一時的に広島にいた日系アメリカ人も被爆した。当時7歳だったハワード・カキタさん(81)は、爆心地から1キロあまりの祖父母の家にいたという。
被爆した日系3世 ハワード・カキタさん「やけどがひどい人の中には皮膚が体から垂れ下がっている人もいた。骨が折れている人もいた。重い切り傷を負った人の中には、腹から内臓が出ている人もいた」
カキタさんら日系アメリカ人の被爆者が高齢化する中、どのようにしてアメリカ国内で原爆の被害を伝え続けるか課題となっている。