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GSOMIA失効目前 日韓の立場に開き

2019年11月22日 7:01

日本と韓国が軍事機密を共有するための協定(=GSOMIA)の失効期限が目前に迫る中、破棄を決めた韓国政府と協定維持を求める日本政府の間で歩み寄りが見いだせるのか、最終的な結論が注目される。

韓国大統領府は21日、NSC(=国家安全保障会議)を開き、GSOMIAを含む日韓関係について、「関係国と緊密な協議を続けていく」と発表した。

GSOMIAは、韓国政府が破棄の決定を見直さなければ22日を限りに失効するが、NSCに出席した康京和外相は、最終判断はまだ行われていないことを示唆した。ただ、日本側が先に、輸出管理の強化を撤回すべきとの立場を崩していない。

康京和外相「日本の態度に変化がない限り、再考しないというのが韓国の立場だ。現在も変わりはない」

康外相は21日夜、GSOMIAの維持を求めるアメリカのポンペオ国務長官と電話で会談していて、日本側の譲歩が必要だとする韓国政府の立場を改めて伝えたものとみられる。

日韓の立場には開きがあり、GSOMIAの失効は避けられないとの見方が強まっているが、水面下でのやりとりは続いている模様で、最終的な結論は見通せない状況。