モロッコの地震、懸命の救助活動続く 山間部で多くの死者…30万人以上に影響も
北アフリカのモロッコで、8日に起きたマグニチュード6.8の地震では、2000人以上の死者が出る中、懸命の救助活動が続けられています。
8日深夜に起きた、モロッコ中部を震源とするマグニチュード6.8の地震では、発生から丸1日以上が経つ中、崩れた建物に取り残された住民らの救助活動が続いています。
AFP通信によりますと、これまでに2012人が死亡、2059人がケガをしました。山間部で多くの死者が出たということです。
WHO=世界保健機関は9日、震源地から70キロほど離れたマラケシュとその周辺で、30万人以上に影響が出ていると発表しました。
アメリカ地質調査所によりますと、今回の震源地から500キロ以内の地域では、1900年以降、マグニチュード6以上の地震は起きていなかったということです。
今回の地震による被害の全容は明らかになっておらず、死傷者は今後、さらに増える可能性があります。