モロッコで地震 2100人以上死亡 現地滞在の日本人が証言
北アフリカのモロッコで起きた地震で、これまでに2100人以上の死者が確認されました。現地では懸命の救助活動が続けられています。
8日深夜に起きた、モロッコ中部を震源とするマグニチュード6.8の地震では、崩れた建物に取り残された住民らの救助活動が続いています。
ロイター通信によりますと、これまでに2122人が死亡、2421人がケガをしました。山間部で多くの死者が出たということです。
金沢大学・青木賢人准教授「比較的強い揺れの部分が長く続いた。20秒から30秒くらい継続していたかなと。近くの広場であるとか路上で一晩越される方もいっぱいいらっしゃった」
震源地から70キロほど離れたマラケシュに滞在していた金沢大学の青木賢人准教授は、NNNの取材に応じ、レンガの隙間を泥で埋めて建てた家など、耐震性の低い建築物が多いことなどが大きな被害に繋がったと指摘しています。
一方、WHO=世界保健機関は9日、マラケシュとその周辺で、30万人以上に影響が出ていると発表しました。被害の全容は明らかになっておらず、死傷者は今後、さらに増える可能性があります。