IOC＝国際オリンピック委員会の会長選挙を前に、日本人で初めて立候補した国際体操連盟の渡辺守成会長が、大会を世界五大陸で同時に開催する考えをアピールしました。

IOCは30日、バッハ会長の後任を選ぶ選挙に向け、7人の候補者によるプレゼンテーションを非公開で行いました。日本人で初めて立候補した国際体操連盟の渡辺守成会長は、夏のオリンピック開催都市の負担を軽減するため、大会を世界五大陸で同時に開催する考えをアピールしました。

国際体操連盟 渡辺守成会長
「各競技と選手たちにとって最良の条件を提供できるようにしたい」

また、渡辺氏はIOCを「世界スポーツ機関」に改め、オリンピック以外にも活動の幅を広げるべきだと主張しました。

会長選挙は、ほかに世界陸連会長のセバスチャン・コー氏や、IOC副会長のフアンアントニオ・サマランチ・ジュニア氏らが立候補していて、ことし3月に実施されます。