中国・広東省の深センで去年、日本人の男子児童が男に刃物で刺され死亡した事件で、男の初公判が開かれました。

広東省・深センで去年9月、日本人学校に登校中の男子児童が男に刺され死亡した事件では、40代の男が起訴されています。

記者「初公判は、日本メディアの傍聴は認められず、裁判所の外から取材を行っている状況です」

男の初公判は24日午前、深センの裁判所で開かれ、広州の日本総領事館の貴島総領事らが傍聴しました。事件は満州事変の発端となった事件が起きた日に発生したことから、日本人を狙った犯行かなど、動機の解明が焦点となっています。

また、江蘇省蘇州市でも23日、日本人親子らが死傷した事件の裁判で、50代の男に死刑判決が言い渡されています。動機は「借金苦」で、日本人についての言及はなかったということですが、中国で殺傷事件が多発する中、司法手続きを急ぎ、早期の幕引きを図る狙いがあるとみられます。