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中国・蘇州市の日本人親子ら死傷事件 男に死刑判決

2025年1月23日 18:25
中国・蘇州市の日本人親子ら死傷事件 男に死刑判決

去年、中国・江蘇省の蘇州市で、日本人の親子らが刃物を持った中国人の男に襲われ死傷した事件で、現地の裁判所が男に死刑判決を言い渡したことがわかりました。

この事件は、江蘇省の蘇州市内で去年6月、日本人学校のスクールバスを出迎えていた親子らが男に刃物で切りつけられたもので、日本人の親子がケガをし、バスの案内係をしていた中国人の女性が死亡しました。

切りつけた男は逮捕されていましたが、日本の外務省は現地・蘇州市の裁判所が23日、この男に故意殺人罪で死刑判決を言い渡したことを明らかにしました。男の氏名も初めて明らかになり、日本の外務省によりますと、男は無職の周加勝被告(52)だということです。

また、判決では「今回の犯行は借金苦から生きているのが嫌になり、子どもを含む3人を殺傷したもので、極めて悪辣。社会的影響が重大であり、極刑が相当である」との指摘があったということです。判決では、日本人を狙った犯行かどうかについては言及はなく、犯行現場が日本人学校の付近であった理由も説明はなかったということです。

最終更新日:2025年1月23日 18:48