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英ジョンソン首相、なぜ圧勝?日本へ影響は

2019年12月14日 0:34

イギリスの総選挙で、EU離脱を掲げるジョンソン首相の率いる与党・保守党が圧勝した。EU離脱に向け大きく前進した。

◆なぜジョンソン首相はここまで圧勝した?

国民投票から3年半もの間、イギリス政治は「なにも決められない」混迷が続いてきた。こうした状況が国全体に「もうたくさんだ」という雰囲気を生み、ジョンソン首相はその流れをうまくつかんだ形。

そして今後について、ジョンソン首相は選挙戦で、「全ての候補者は私がEUと結んだ離脱協定案に賛成している」と繰り返し強調してきた。保守党内にもEU残留派が一定数いるが、今回の選挙戦では、いわば「踏み絵」を踏まされている。いまさら反対するのは難しく、来月末の離脱に向け議会運営が格段にスムーズになることは間違いない。

◆日本への影響は?

それはジョンソン首相の交渉力にかかっている。イギリスには多くの日系の企業が拠点を置いているが、ほとんどがEU内で自由に貿易ができることを前提にしている。

イギリスは離脱後に各国との自由貿易協定の締結を目指すことになるが、複数の地元メディアは「交渉は難航するだろう」と伝えている。交渉がうまくいかなければ、現地の日系企業に影響が出ることも十分に考えられる。