北朝鮮の国営メディアは「重大な問題を決定する」と予告していた朝鮮労働党の中央委員会総会が、金正恩委員長出席のもと、２８日に始まったと伝えた。具体的な内容はまだ明らかになっていない。

朝鮮中央テレビは２９日朝、朝鮮労働党の中央委員会総会が２８日に平壌で招集され、金委員長が国家事業全般について報告を開始した、と伝えた。

総会では、「国防建設で提起される重大な問題」について話し合い、「内外の情勢の変化に合わせて戦略的地位と国力をさらに強化するための方法が提示される」という。「会議は続く」としていて、具体的な内容は明らかになっていない。

北朝鮮は、非核化をめぐるアメリカとの交渉期限を今年の年末に設定していて、今回の総会で「重大な問題を決定する」と予告している。

アメリカとの交渉を打ち切り、核実験とＩＣＢＭ（＝大陸間弾道ミサイル）発射実験の中止の撤回にまで踏み切るのか、金委員長の決断が注目される。