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金委員長“聖地”で経済発展アピール

2019年12月3日 14:20

北朝鮮がアメリカとの非核化交渉の期限とする年末が近づく中、金正恩委員長は「革命の聖地」とされる白頭山のふもとを訪れ、自力で経済発展を進める姿勢をアピールした。

3日付の朝鮮労働党の機関紙・労働新聞は、金委員長が2日、北朝鮮北部の三池淵郡で新たな都市の完成を祝う式典に出席したと伝えた。

この都市は「革命の聖地」とされる白頭山のふもとに位置し、4000世帯分の住宅や商業ビルなどが整備された「人民の理想郷」としている。

式典では、金委員長の最側近である崔竜海最高人民会議常任委員長が、「自力更生路線の生命力が現実として確証された」と述べたという。

北朝鮮は、非核化をめぐるアメリカとの交渉がこう着する中、制裁には屈せず、自力で経済発展を進める姿勢をアピールしている。