米政府、イラク滞在の米国民に退避呼び掛け
アメリカ軍がイラン革命防衛隊の司令官をイラクで殺害し、イランの最高指導者が報復を予告する中、アメリカ政府は、イラクに滞在するアメリカ国民に対し、直ちに国外に退避するよう呼びかけた。
イラクのバグダッドで3日、アメリカ軍がイランの革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」の司令官らを空爆、殺害したことを受け、イランの最高指導者ハメネイ師は、「重大な報復を受けるだろう」などとアメリカ側を強く非難している。
こうした中、アメリカ国務省は、イラクに滞在するアメリカ国民に対し、直ちに国外に退避するよう呼びかけた。航空機を使うことが難しければ、陸路での退避も求めている。
一方、司令官の殺害を自ら指示したとするトランプ大統領は、ツイッターで、「多くのアメリカ人の殺害が計画されていた」「ついに捕まえたぞ!」などと投稿し、成果を強調した。