トランプ氏 司令官殺害「戦争止めるため」
アメリカのトランプ大統領は3日、イラン革命防衛隊の司令官を殺害したことについて、「戦争を始めるためではなく、止めるための措置だった」と主張した。
トランプ大統領「アメリカ軍は精密な攻撃を成功させ、ソレイマニ司令官という世界で一番のテロリストを殺害した。我々は戦争を止めるために行動した。戦争を始めるためではない」
トランプ大統領は、死亡したソレイマニ司令官を「テロリスト」と非難し、アメリカ人への「差し迫った邪悪な攻撃を画策していた」と指摘した。一方で、「我々はイランの政権交代は望んでいない」としている。
また、ポンペオ国務長官は3日、イギリスやフランスなど各国の外相や、イラクの大統領らと相次いで電話会談を行い、攻撃は「自衛のための行動」だったと理解を求めた。
イランの最高指導者が報復を予告する中、アメリカ国防総省の当局者は3日、NNNの取材に対し、中東・クウェートにアメリカ軍3500人を増派すると明らかにしている。今後、地域の緊張が一層、高まることが懸念される。