米・バイデン大統領“アルカイダ指導者をアフガンで殺害”発表 「アフガンがテロリスト安住の地となることは二度とない」
アメリカのバイデン大統領は1日、国際テロ組織「アルカイダ」の指導者・ザワヒリ容疑者をアフガニスタンで殺害したと発表しました。
ザワヒリ容疑者の殺害は、新型コロナウイルス感染で隔離中のバイデン大統領が自ら発表しました。「アフガニスタンがテロリストの安住の地になることは二度とない」と、厳しい口調で語っています。
バイデン大統領「私の指示でアフガニスタンカブールでの空爆に成功し、アルカイダのザワヒリ容疑者を殺害した。アフガンがテロリスト安住の地となることは二度とないだろう」
アメリカ政府高官によりますと、ザワヒリ容疑者への攻撃作戦はアフガニスタンの首都カブールで、現地時間先月31日の朝に行われました。無人攻撃機を使って潜伏先の住宅のバルコニーに出てきたザワヒリ容疑者を殺害、民間人に被害は出なかったとしています。
大統領は、ザワヒリ容疑者が、2011年に殺害されたウサマ・ビンラディン容疑者とともに、2001年の同時多発テロ事件に深く関与したと指摘し、殺害によって「裁きが下された」と述べました。
今回の殺害は、去年8月の米軍のアフガニスタン撤退から間もなく1年となるタイミングで行われました。
大統領は、「引き続き、アフガニスタンなどで効果的な対テロ作戦を行うと約束した。その約束を実行した」と強調しています。