軍のクーデターに抗議した元ミャンマー代表選手 両親から「絶縁」宣告
ミャンマー軍のクーデターに抗議したあと、日本で難民認定されたサッカーの元ミャンマー代表選手が、両親から「絶縁」を宣告されました。ミャンマーでは軍の報復を受けないよう親が子どもを勘当するケースが相次いでいます。
両親から「絶縁」を告げられたのは、サッカーの元ミャンマー代表、ピエ・リアン・アウンさんです。
去年、日本で開かれたワールドカップ予選で、軍のクーデターに抗議するポーズをとり、その後、ミャンマーに帰国せず、日本で難民認定を受けていました。
ピエ・リアン・アウンさんについて両親は8日、地元紙に「息子は何度も両親に背き、怒らせたため、縁を切ることにした。今後は息子に対する責任を持たない」とする広告を出しました。
ミャンマーでは、抗議活動に加わる若者の親が軍からの報復を受けないよう子どもを勘当し、新聞に広告を掲載するケースが相次いでいます。