韓国大統領府 GSOMIA破棄再検討か
去年11月に失効が回避された日本と韓国が軍事情報を共有するGSOMIAについて、韓国大統領府が破棄することを再検討していると韓国メディアが報じた。
韓国紙の「中央日報」は12日、日本政府による韓国への輸出管理の強化措置について目立った進展がないことから、大統領府の内部で「GSOMIAを再び終了させるほかないのではないか」との意見が出ていると伝えた。
また、4月に韓国で総選挙を控える中、「遅くとも3月中には最終決定すべきという雰囲気だ」との関係者の話も伝えている。この報道をうけて韓国外務省もコメントを発表し、去年11月に韓国政府がGSOMIAの失効を回避した措置について、「暫定的だったと思い起こすべきだ」と日本をけん制した。
その上で、輸出管理の強化措置を早期に撤回するよう改めて求めた。去年12月に輸出管理について政策対話を再開し、その後、日本側が半導体材料の輸出管理を一部見直しているが、次の対話のメドは立っていない。