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中国が台湾周辺「3日間」飛行禁止区域を設定 台湾側の抗議で「27分間」に短縮

2023年4月12日 21:52

台湾当局は12日、中国側が台湾周辺で今月16日から3日間の飛行禁止区域を設定したことを発表しました。これに対し、台湾側は抗議し、大幅に短縮されたということです。

台湾交通部によりますと、中国が16日からの3日間、台湾北部の空域で飛行禁止区域を設定すると台湾側に通告しました。中国側は「航空宇宙関連の活動を行うため」と説明しているということです。

禁止区域は台湾が設定する防空識別圏内で、台湾側は「この区域は台湾が管轄し、民間航空機が多く往来する主要な航路で、指定は不合理だ」などと中国側に抗議したことを明らかにしています。

その上で、抗議を受け「飛行禁止の時間が16日午前9時半からの27分間に短縮された」としています。