1歳の子どもも…ロシア軍から奪還の東部リマン“集団墓地”から55人の遺体 拷問死の可能性も
ロシア軍により占領されていたウクライナ東部ドネツク州の町で、多くの人々の遺体が埋葬された集団墓地が見つかりました。ウクライナ当局は、拷問などの可能性も含め死因の特定を進めています。
ドネツク州の知事によりますと、ウクライナ軍が奪還した東部リマンで、少なくとも55人の遺体が埋葬された集団墓地が見つかりました。軍人のほか一般市民の遺体もあり、爆発物や銃弾によるとみられる傷痕があったということです。
ドネツク州 キリレンコ知事「特に民間人の犠牲者について、拷問で死亡した可能性も排除していない」
また、ロイター通信によりますと、墓地では1歳の子どもの遺体も確認されているということです。
ドネツク州では、別の町でも34人の遺体が見つかっていて、一部に暴力などの痕跡がみられるということです。ウクライナ当局は、拷問などにより亡くなった可能性があるとみて、死因の特定を進めています。