イスラエル国防相、ガザ北部で“標的絞った作戦に移行”方針示す
パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘をめぐり、イスラエルの国防相は北部で大規模攻撃から標的を絞った作戦に移行する方針を示しました。
イスラエルのガラント国防相は4日、ガザ地区での戦闘の今後の見通しに言及し、南部ではイスラム組織ハマスの壊滅に向けた攻撃を継続する一方、北部では標的を絞った作戦に移行する方針を明らかにしました。地下トンネルの破壊や特殊部隊による攻撃が含まれるとしています。
民間人の犠牲を減らすよう求める国際社会の圧力や、予備役の動員による国内経済への影響があるとみられます。
ガラント国防相はまた、戦闘が終結したあとのガザ地区の統治について「パレスチナ人が責任を持つ」と強調しました。一方で、治安維持のため、イスラエル軍がガザ地区で自由に活動できるようにすべきだとしています。
ガザ地区では年明け以降も連日100人以上が犠牲となっていて、ガザ地区保健当局は4日、過去24時間で少なくとも125人が死亡したと明らかにしました。