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稲盛和夫氏死去 中国政府が哀悼の意「両国の交流に貢献した」

2022年8月31日 19:44
稲盛和夫氏死去 中国政府が哀悼の意「両国の交流に貢献した」

京セラの創業者・稲盛和夫氏が亡くなったことについて、中国政府は「中日両国の交流に貢献した」と述べ、哀悼の意を示しました。

中国外務省の報道官は31日の定例会見で、「稲盛氏は世界的に有名な経営者で、両国の友好と交流に積極的に貢献した」とたたえました。

その上で、「各界が交流と協力を深め、中日関係の健全で安定した発展を推し進めることを望む」と述べました。

「経営の神様」とも称される稲盛氏は、中国国内でも数多くの著作が翻訳されていて、『生き方』は売り上げが500万部を超えるベストセラーとなりました。

稲盛氏は、中国の通信機器大手ファーウェイの創業者である任正非氏や、アリババグループの創業者ジャック・マー氏とも交流があり、中国メディアは「多くの中国人起業家に影響を与えた」と伝えています。

30日に中国メディアが稲盛氏の死去を伝えると、SNSの「ウェイボー」では関連する話題が検索ランキングで一位となり、コメント欄には「尊敬するにふさわしい日本人」などとその死を悼む声が相次ぎました。