五輪開幕!ツイート1位は「開会式」、五輪関連の「中国」つぶやきはネガが8割
4日に開幕した北京五輪。開会式を受け、ネット上では五輪への関心が高まる一方、「中国」についてのつぶやきはネガが約8割という結果に。ネットユーザーが見る五輪や中国の姿を分析しました。
■開会式当日!五輪関連は約25万ツイートで注目
2月4日のツイッターのつぶやきを集計したところ、「オリンピック」や「五輪」というワードが含まれる投稿は、実に約24万5700件にのぼりました。(※リツイート含む)
前日から10万ツイート以上増え、この1か月で最多ツイート数となり、開会式で関心が一気に高まったことがわかります。
■一番つぶやかれたのは「開会式」
「オリンピック」「五輪」と一緒につぶやかれた言葉を見てみると、1位開会式約5万9100回2位選手約5万6300回3位日本約3万500回(※「北京」を除く。※1ツイート内で複数回出現した場合もカウント)つぶやかれた回数で1位だったのは、「開会式」でした。前日は31位(約6100回)でしたが、当日になって順位を大きく伸ばしました。
さらに、11位に「開幕」、12位に「開催」、13位に「始まる」などと大会のスタートを感じさせる言葉が上位に並んでいます。
そして16位には「ウイグル」という言葉がランクイン(約1万5500回)。
中国の新疆ウイグル自治区などでの人権問題に懸念の声が高まる中、開会式での聖火の最終ランナーがウイグル族の女性選手らだったこともあってか、「ウイグル」という政治的な意味合いを含んだワードが上位にくる結果に。
また93位にはその「聖火」そのものがランクイン(約3600回)。
今大会の演出では、聖火の最終ランナーが、手にしたトーチで聖火台に点火することなくトーチをそのまま聖火台に置くという新しい演出だったことから、ネット上では「画期的」「聖火が小さくて消えそう」などと、大きな反響がありました。
■開会式迎え「中国」に関するつぶやきは・・・感情分析でネガ8割
一方、「五輪」「オリンピック」関連のツイートのうち、「中国」という言葉と一緒につぶやかれたツイートについても、ネットユーザーの反応を分析しました。
こちらはつぶやかれた回数が多かった言葉から順に大きく表したワードクラウド。(※「中国」「北京」を除く)大会に関する言葉以外に、「人権」や「政府」などの文字が大きく浮かび上がりました。
そのほか、「情報」「抜き取る」なども並び、個人情報の流出を懸念する言葉も並びました。
これらの五輪関連のツイートのうち「中国」と一緒につぶやかれた言葉で感情分析を行うと、2月4日時点では「ネガティブ(否定的)」が約8割、「ポジティブ(肯定的)」が約2割となり、前日から約23ポイント近く「ネガティブ」が上昇した形です。(※ニュートラルを除く)
大会競技が本格化されるにつれ、中国に対する印象がどのように変化していくのか、注目が高まります。
※データ提供:JX通信社