ロシアの軍事侵攻を受け、ウクライナから避難した人たちを経済的に支援するため、隣国のポーランドでユニークな取り組みが行われています。

首都ワルシャワの飲食店。その名も「ウクライナの女性の食堂」。ウクライナの家庭料理が売りの店です。

この店では、ウクライナから避難した女性を料理人として雇うことで仕事の場を提供し、経済的な支援をしています。

ただ、もともと料理人だった女性は少なく、この店で働くナタリアさんもウクライナから避難する前は幼稚園の園長をしていました。

ハルキウから避難したナタリアさん「（以前と）同じ仕事をするにはポーランド語を勉強しなければならない。でも今の仕事でも満足している」

畑違いの仕事を選んだ理由は“言葉の壁”でした。

さらに、店の責任者は避難してきた女性の就職にはほかにも課題があると話します。

店の責任者「（そもそも）女性の求人は少ない傾向がある。大体、男性を探している」

避難生活を続ける上で、安定した収入は欠かせず、今後の支援のカギと言えそうです。