中国4~6月期GDP、4.7%増にとどまる 不動産低迷が景気回復の足かせに
中国の今年4月から6月までのGDP(=国内総生産)の成長率は、去年の同じ時期に比べて4.7%のプラスにとどまりました。不動産関連の低迷が景気回復の足かせとなっています。
中国政府が15日に発表した今年4月から6月までのGDPの成長率は、去年の同じ時期に比べてプラス4.7%となり、1月から3月までの成長率・5.3%から0.6ポイント下回りました。今年1年の成長率目標である「5%前後」も下回る形になっています。
要因となったのは深刻化する不動産不況で、今年上半期の新築住宅の販売額はマイナス25%となるなど、不動産市場の回復はいまだ見込めていません。
中国国家統計局は、「国内需要が不足していて、経済の循環がスムーズに行われていない」との認識を示しています。
今回のGDPをめぐっては、通常の記者会見は行われず、数値がウェブサイトで発表されました。