BTSがバイデン大統領とホワイトハウスで会談 「アジア系住民への差別」など議論
韓国の人気音楽グループBTSが、バイデン大統領と異例の会談を行いました。今、アメリカで広がるアジア系住民への差別や、ヘイトクライムについて議論を交わしました。
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リーダー・RMさん(27)
「お会いできて光栄です、大統領」
ジョー・バイデン大統領
「ホワイトハウスにようこそ。こちらへどうぞ」
日本時間の1日朝、BTSがアメリカのホワイトハウスを訪れました。今回、ホワイトハウス側がBTSを招待する形で、大統領との異例の会談が実現しました。会談のテーマは「アジアン・ヘイト問題」です。
アメリカでは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、アジア系住民に対する差別や暴力行為があいついでいます。この問題について、大統領との会談前に会見を行ったBTSのメンバーたちは――
Vさん(26)
「すべての人に歴史があります。今日という日が、お互いに尊重しあい価値ある存在だと理解するための第一歩となることを願っています」
リーダー・RMさん(27)
「この問題について話す貴重な機会を与えてくれた、バイデン大統領とホワイトハウスに感謝します。僕たちはアーティストとしてできることをやっていきます。ありがとうございます」
そして行われた会談で、BTSのリーダー・RMさんとバイデン大統領が意見を交わしました。
ジョー・バイデン大統領
「善良な人々が、ヘイトがどれだけ悪いことか話すことでヘイトは減ります。ありがとうございます」
リーダー・RMさん(27)
「新型コロナウイルス・ヘイトクライム法案への署名を決断してくださったことなど、心から『ありがとうございます』と言いたいです。私たちは少しでも助けになりたいですし、解決法を見いだそうとするホワイトハウスや政府に本当に感謝しています」
ジョー・バイデン大統領
「人々はあなた方の発言に大変注目していますし、あなた方のしていることは、みんなにとって良いことです。あなた方の素晴らしい才能だけでなく、あなた方が伝えようとしているメッセージ、それが大きなことなのです」