衰弱した様子も…イスラエル人13人含む人質24人“解放”
イスラム組織ハマスにとらわれていた人質のうち、イスラエル人13人を含む24人が解放されました。ただ家族との再会を果たした人質の一部には衰弱した様子もみられるということです。
24日に解放されたイスラエル人13人は、軍の基地から複数の病院へ搬送され、待ちわびた家族との再会を果たしたということです。
4人の子どもを含む8人の人質を受け入れた病院はいずれも体調は良好だと説明しました。
一方、地元メディアによりますと、別の病院に搬送された高齢女性5人のなかには衰弱し疲れ切った様子の人もいるということです。
このほか、タイ人10人とフィリピン人1人も解放され、タイ外務省は解放された人質の写真を公開しました。
また、イスラエル側も拘束していたパレスチナ人の囚人39人を釈放しています。
イスラエルメディアによると、人質解放をめぐる合意は継続する見通しで、25日も、子どもを含む13人の人質が新たに解放されるとしています。
アメリカのバイデン大統領は今回の解放を評価しつつも「始まりに過ぎない」と述べ、25日にさらに多くの人質が解放されることに期待を示しました。ただし、今回解放された人質にアメリカ人が含まれていなかったとして、一刻も早い解放を改めて求めています。