×

プーチン氏「私の行動は正しい」侵攻の正当性を強調

2022年10月15日 7:08

ロシアのプーチン大統領は14日、訪問先のカザフスタンで記者会見し、ウクライナを侵攻したことに後悔はないとした上で、「私の行動は正しい」と述べ、侵攻の正当性を強調しました。

記者「(侵攻に)後悔はないか?」

プーチン大統領「いいえ。はっきりさせたい。時間がたてばこの作戦はやりにくくなる。だから私の行動は正しいのだ」

プーチン大統領はこのように述べた上で、ウクライナとの停戦交渉については、「ウクライナの機が熟したならば調整する」などとこれまでの主張を繰り返しました。

また、クリミア橋爆発を受け報復と称して大規模なミサイル攻撃をしたことに関連し、今後も攻撃を行うか問われると、「今のところ大規模な攻撃は必要ない」と話しました。

一方、来月行われるG20(=主要20か国・地域)の首脳会議にあわせた米露首脳会談については、「必要性を感じていない」と、否定的な考え方を示しました。

さらに、先月発表した予備役の「部分的動員」については、目標としていた30万人のうち22万人が集まったとして、「2週間以内に完了する」と明らかにしました。

部分的動員をめぐっては、ロシア国内で混乱が広がっていて、国内世論を意識していることをうかがわせました。