×

「強制力ない」海外メディアから厳しい見方

2020年4月8日 0:47

日本政府の緊急事態宣言に対し、海外メディアからは「強制力がない」「手遅れの対応」などと厳しい見方が出ています。

フランスのAFP通信は7日、日本の緊急事態宣言を速報した上で、ヨーロッパなどの罰則を伴う外出禁止令と違い、「厳しい制限を強制するものではない」「国民の自発的な意思をあてにしている」と指摘しました。

イギリスのフィナンシャルタイムズは「日本は完全な封鎖なしで感染拡大を制御できるとかけている」「店の閉鎖が強制でなく、どれほど効果的なのか疑問だ」と批判的に伝えています。

韓国メディアも緊急事態宣言を速報し、「日本社会が初めて経験する状況は、不安と懸念の中で始まった」などと伝えました。宣言の時期については「経済的な打撃を懸念し、適切な時期を逃した」「すでに東京を中心に感染が急速に広がっていて、手遅れの対応との指摘がある」などと報じました。