トランプ氏長時間会見 政権内から懸念の声
新型コロナウイルスをめぐり連日長時間の記者会見を開くトランプ大統領に対し、政権内や与党内から大統領選挙へのダメージになるとの懸念の声をアメリカの有力紙が報じました。
トランプ大統領は、先月13日に国家非常事態宣言を出して以降、ほぼ毎日、ホワイトハウスで記者会見を開いています。会見は2時間を超えることもあり、大統領が、気に入らない一部の州知事を批判したり、意にそぐわない質問をする記者を罵倒する場面もテレビで連日中継されています。
ニューヨークタイムズによりますと、こうした会見に対し、大統領に近い共和党議員からも「長すぎる。メッセージが脱線している」「専門家に任せた方がいい」などと懸念する声があがっているということです。さらに政権高官も大統領の再選にダメージになるとの懸念を示しているということです。
ただ、感染拡大で通常の選挙活動ができない中、大統領がテレビでアピールする機会をあきらめることはないだろうとも伝えています。