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WSJ記者の「勾留期間の延長は合法」モスクワ市裁判所

2023年6月23日 3:05
WSJ記者の「勾留期間の延長は合法」モスクワ市裁判所

ロシアでスパイ容疑で起訴されたウォール・ストリート・ジャーナル記者の裁判が22日に開かれ、モスクワ市裁判所は、「勾留期間の延長は合法」として、弁護側の控訴を棄却しました。

ウォール・ストリート・ジャーナルのモスクワ支局の記者ゲルシュコビッチ氏は今年3月、エカテリンブルクで、「アメリカの指示に従って軍事産業の国家機密を収集するスパイ活動をした」などとして拘束されました。

ゲルシュコビッチ氏をめぐっては、バイデン大統領も即時釈放を求めていましたが、モスクワ市裁判所は22日、勾留期間を8月30日までに延長した一審判決は合法として、弁護側の控訴を棄却しました。ただ、22日は、ゲルシュコビッチ氏と両親の面会は認められました。

終了後、記者会見したアメリカのトレーシー大使は、改めて「判決は受け入れられない。記者の即時釈放を求める」と批判しました。