米情報機関 新型コロナ「人工的ではない」
アメリカの情報機関を統括する国家情報長官室は、新型コロナウイルスについて「人工的なものでも遺伝子組み換えされたものでもない」との見方を示しました。
国家情報長官室は先月30日の声明で、アメリカの情報機関の総意として「新型コロナウイルスが人工的に作られたものでも遺伝子を組み換えたものでもないとする、科学的な見方に同意する」と表明しました。ウイルスは、実験室で作られたものではないとするWHO(=世界保健機関)などの見方を支持した形です。
一方、感染拡大の原因をめぐっては、トランプ大統領がたびたび、中国・武漢市の研究所からウイルスが流出した可能性に言及しています。
国家情報長官室は、「感染拡大がウイルスに感染した動物との接触で起きたのか、武漢市の研究所での事故によるものなのかを判断するため引き続き情報を精査する」としています。