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武漢研究所から流出トランプ氏“証拠見た”

2020年5月1日 11:03

新型コロナウイルスについてアメリカのトランプ大統領は、中国・武漢市にある研究所から流出したものだと裏付ける証拠を「見たことがある」と述べました。

トランプ大統領はこれまでも、ウイルスが研究所から流出した可能性を指摘していましたが、さらに踏み込み、その裏付けがあると初めて言及しました。

トランプ大統領「(Q武漢ウイルス研究所からウイルスが発生したと確信できる材料を見たか?)そうだ。見た」

詳細は「言えない」と根拠を示さなかったものの、「彼らがミスをしたのか、それとも故意に何かをしたのか。遠くない将来に明らかになる」としました。また、中国がウイルスを意図的に拡散させた可能性も「ありうる」との見方を示しています。

さらに、習近平国家主席が誤った方向に導いたと思うかと記者から問われると「何かが起きた」と述べ、否定しませんでした。大統領はまた、WHO(=世界保健機関)について「中国の広報機関のようだ。恥を知るべきだ」と改めて批判しました。

大統領選挙が半年後に迫る中、中国への批判を強めることで経済的打撃を受ける有権者の不満をかわす狙いもあるとみられます。