米企業 開発中ワクチンで“有望な結果”
アメリカ企業が、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、初期段階の臨床試験で、有望な結果が得られたと発表されました。
アメリカのバイオ医薬品メーカー「モデルナ」は18日、45人を対象とした第一段階の臨床試験で、開発中のワクチンを投与された8人が、ウイルスの感染を防止する「中和抗体」を獲得していることが確認されたと発表しました。
新型コロナウイルス感染後に回復した患者と同じか、それ以上のレベルの抗体ができていたということです。また、安全性や副作用についても、懸念すべきものは起きていないとしています。
最終段階となる第三段階の臨床試験は、今年7月に開始する予定です。
今回の結果についてアザール厚生長官は、「8週間で臨床試験まで進んだことは歴史的で、重要な進展だ」などと述べています。