アメリカのトランプ大統領は１８日、ポンペオ国務長官が部下に犬の散歩など個人的な用事をさせていた疑惑を調べていた監察官を解任したことについて、長官本人からの要望だったことを明らかにしました。

解任された国務省のリニック監察官は、ポンペオ国務長官が犬の散歩やクリーニングの受け取り、妻とのディナーの予約など個人的な用事を部下にさせていた疑惑を調べていたとされています。

大統領はこれらの疑惑について、「あまり重要だとは思わない」としたうえで、「彼は忙しかったのかもしれない」「金正恩委員長と交渉していたのかもしれない」などと述べ、ポンペオ長官を擁護しました。

一方、ポンペオ長官は、有力紙・ワシントンポストの取材に、「自身が調査されていたとは知らなかった」と述べ、今回の解任が調査への報復人事だとの見方を否定しました。