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露南部ダゲスタン共和国で反イスラエル暴徒が空港侵入 当局は治安部隊投入、航空当局が空港利用制限を決定

2023年10月30日 10:13

イスラム教徒が多く住むロシア南部、ダゲスタン共和国で29日、イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に抗議する群衆が空港に侵入して暴徒化し、当局が治安部隊を投入する事態となりました。

ロシアメディアによりますと、29日、ロシア南部のダゲスタン共和国の空港に、イスラエルからの旅客機が到着すると知った群衆が押し寄せ、滑走路に侵入してユダヤ人を探すなど暴徒化しました。

ダゲスタン共和国は住民の多くがイスラム教徒で、群衆はパレスチナの旗を掲げて、ガザ地区への攻撃に激しく抗議しました。ロシア当局は治安部隊を投入し、航空当局は来月6日まで空港の利用を制限することを決定しました。

事態を受けてイスラエル政府も声明を出し、「イスラエルはわが国の国民やユダヤ人に危害を加えようとする企てを最大限、注視している」と警告しました。