香港「民主の女神」危機感「戦うしかない」
中国政府が香港の反政府活動を取り締まる法律の制定に乗り出したことに対し、香港の民主活動家で「民主の女神」と呼ばれる周庭さんがNNNのインタビューに応じ、危機感を語りました。
周庭さん「国家安全法が施行されたら香港は終わりだとたくさんの香港人が思っている」
周庭さんは、香港の反政府デモを取り締まるために中国政府が制定を目指す「国家安全法」に強い懸念を示しました。今月28日の全人代で採決される予定で、香港では数千人規模の抗議活動が行われ、180人以上が警察に拘束されました。
周庭さん「基本的な言論の自由や報道の自由、SNSを使う自由とか全部なくなるかもしれない」「とても怖いが、戦わないと香港はもっと怖い街になるので、死にたくないので戦うしかない」
一方、香港政府の林鄭月娥行政長官は26日の会見で、法律の制定を支持する姿勢を改めて示しています。