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全米各地でデモ暴徒化 欧州にも“飛び火”

2020年6月1日 6:51

アメリカ・ミネソタ州で黒人男性が白人警察官に首を押さえつけられ、その後死亡した事件をめぐり、全米各地の抗議デモが暴徒化しています。

カリフォルニア州では、複数の都市で略奪行為が起きたほか、フロリダ州でもショッピングセンターが略奪のあと放火され、炎上しました。ミシガン州デトロイトなどでは銃撃があり、あわせて2人が死亡しています。

ホワイトハウス前では、デモ隊が警官隊とにらみ合い、花火を打ち込む場面もありました。近くでは車両が燃やされるなど、市内は31日未明にかけても緊迫した状態が続きました。

CNNによりますと、抗議デモは、少なくとも全米30の都市で発生し、25の都市で夜間の外出禁止令が出されました。これに先立ちトランプ大統領は、軍の派遣も辞さない構えを見せています。全米で暴徒化するデモに大統領がどう自制を呼びかけるかも焦点です。

一方、31日、イギリス・ロンドンの中心部には事件に抗議する人々が集まり、アメリカ大使館の前につめかけたほか、ドイツでもデモが行われました。抗議の声はヨーロッパでも高まっています。