アメリカで黒人男性が白人警察官に押さえつけられた後に死亡した事件で、現場となったミネソタ州で男性の追悼式が行われました。

黒人男性のジョージ・フロイドさんが死亡する事件があったミネソタ州では、大学の教会に遺族や支援者ら数百人が集まり、追悼式が行われました。参列者の前にはフロイドさんのひつぎが置かれ、壇上では人権活動家らが変わらない黒人差別を是正するよう強く訴えました。

また、ニューヨークでも同じ時間に追悼集会が開かれ、フロイドさんの弟に加え数千人の人々が集まりました。

死亡したフロイドさんの弟、テレンス・フロイドさん「兄はいなくなったがフロイドの名前は生き続ける。平和を左手に！」
「正義を右手に！」

一方、事件から１０日経ったこの日も全米各地で抗議デモが続いていて、デモの参加者らはフロイドさんが押さえつけられた時間と同じ８分４６秒間、黙とうをささげるなど追悼は全米に広がっています。