トランプ大統領 ドイツ駐留米軍3割縮小へ
アメリカのトランプ大統領は15日、ドイツに駐留するアメリカ軍をおよそ3割縮小する意向を明らかにしました。ドイツが、軍事費の支出目標を達成していないことが理由だとしています。
トランプ大統領「我々はドイツを守っているのに、ドイツは支払っていない、これでは筋が通らない、我々は兵士を2万5000人まで削減する」
トランプ大統領は、NATO(=北大西洋条約機構)の加盟国が合意している軍事費の支出目標をドイツが達成していないと、厳しく批判しました。
そのうえで、現在3万4000人あまりとされるドイツ駐留のアメリカ軍の規模を、およそ3割縮小し、2万5000人まで減らす意向を明らかにしました。
トランプ大統領は、「ドイツが金を払うまで、兵士を撤収させる」と強調しています。
ただ、ドイツでのアメリカ軍縮小の動きは、ロシアにつけいる隙を与えるとして、ほかのヨーロッパ諸国や、与党・共和党内からも懸念の声があがっています。