米大統領、ボルトン前補佐官回顧録「違法」
アメリカのトランプ大統領は15日、去年解任したボルトン前大統領補佐官が今月、出版する回顧録について、大統領との会話の守秘義務を守っていないとして、「違法だ」と主張しました。
トランプ大統領「本の出版は完全に不適切だ。ボルトン氏が本を書き出版すれば法を犯すことになる」
ボルトン前大統領補佐官は、今月23日に政権の内幕を描いた回顧録を出版する予定です。
これについて、トランプ大統領は、「私との会話は重要機密だ」と述べ、出版が守秘義務違反にあたると主張しました。
また、ボルトン氏については、「真実を語らないことが多かった」などとしています。
国家安全保障担当の補佐官だったボルトン氏は、強硬派で知られ、北朝鮮やイランなどへの対応をめぐって、トランプ大統領と意見が対立し、去年9月に解任されています。