ボルトン氏「大統領は職務遂行能力がない」
アメリカ・トランプ政権の内幕を来週出版予定の著書で暴露しているボルトン前大統領補佐官は、「トランプ大統領には職務を遂行する能力がない」と痛烈に批判しました。
ボルトン前大統領補佐官「彼には大統領職を遂行する能力がないと思う。自身の再選に役立つかどうか以外に、大統領に基本理念はない」
ボルトン氏はABCのインタビューで、「トランプ大統領は再選ばかり気にかけていて、長期的な視野はほとんどない」などと厳しく批判しました。北朝鮮の金正恩委員長との米朝首脳会談では、「写真撮影やメディアの反応ばかりを重視し、会談がアメリカの交渉の立場に与える影響には、ほとんど関心を示さなかった」としています。
また、複数の有力紙は、トランプ大統領が去年6月、中国の習近平国家主席との首脳会談の場で、アメリカが政権として非難してきたウイグル族の収容施設の建設を「進めるべき」などと発言し、中国の立場に理解を示したとの、ボルトン氏の暴露内容を伝えています。