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駐日インド大使 “防衛装備品分野”日本の協力に期待感

2024年8月15日 23:44
駐日インド大使 “防衛装備品分野”日本の協力に期待感

海洋進出を強める中国を念頭に日本とインドは外交や防衛の分野でも結びつきを強めています。こうした中、インドのジョージ駐日大使が日本テレビのインタビューに応じ防衛装備品の分野でも協力を進めることに期待感を示しました。

インドのジョージ駐日大使はインタビューの中で日本とインドの両国関係について次のように評価しました。

インド ジョージ駐日大使
「インドと日本は真のパートナーだ。政治・ビジネス・防衛・安全保障や戦略的関係などあらゆる分野で、日本とインドは特別な関係」

またクアッド=日本やアメリカ、インドなど4か国による連携の枠組みも通じて海上交通の要となるインド洋の航行の安全確保などに努めていきたい考えを示しました。

インド ジョージ駐日大使
「(中東と日本を結ぶ)シーレーンは、日本の経済的安定と安保に極めて重要。シーレーンはインド太平洋地域の安定に大きく関わっている。インドは海洋大国として、クアッドや他の国々のパートナーとして、インド洋・インド太平洋地域の安定・安全・繁栄を確保する」

一方、防衛分野については日印両国が防衛装備や技術の面で協力を深めることに期待感を示しました。

インド ジョージ駐日大使
「インドと日本は防衛技術の分野でも協力できる。防衛技術のあらゆる分野で日本と協力する用意がある。インドが産業と防衛の両方で製造拠点となったとき、技術と経験を持つ日本企業はインドに移転し、合弁事業を立ち上げるべき。そうすれば印日は進歩を遂げ、同志国をサポート出来る」

ジョージ大使はこのように述べ、インドが防衛装備の国産化を進める中で日印両国の防衛産業の提携強化にも意欲を見せました。

また、自衛隊とインド軍の間では共同訓練の頻度が増えていますが、ジョージ大使は「多くの共同軍事演習を行い信頼関係を築いてきた」と評価しました。また、ジョージ大使はインド経済について「GDPで毎年8%の成長を続けている」とさらなる成長に自信を示すとともに、格差解消などへの取り組みを続ける考えを強調しました。

インド ジョージ駐日大使
「経済格差はある。現在世界全体が直面している問題。社会のあらゆる階層の人々が雇用を得られるよう仕組みを作っている」

ジョージ大使はさらに日本企業によるインドへのさらなる投資拡大に強い意欲を見せました。

インド ジョージ駐日大使
「インドには1500社の日本企業があるが、私の目標はさらに大きい。目標は1万5000社にすること。ビジネス関係の飛躍的な進歩が必要」「より多くの日本企業がインドに進出し、インドでより大きな企業になる必要がある」