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武漢封鎖から5か月、市場は…続く情報統制

2020年6月23日 17:41

新型コロナウイルスが世界で初めて流行した中国の武漢市が封鎖されてから23日で5か月になります。発生源とされた海鮮市場は現在も封鎖されていますが、市場関係者の話から当時の状況が明らかになりました。

海鮮市場はことし1月に封鎖されましたが、市場関係者によりますと、現在も立ち入りが禁じられ、備品などを持ち出すこともできていないということです。

新型ウイルスはこの市場で取引されていた野生動物からヒトに感染した可能性が指摘されてきましたが、市場関係者は「野生動物を売っていた店の従業員に感染者が出ていなかった」と疑問を呈しました。

また、市場周辺では「政府関係者」を名乗る集団が取材を制止する一幕もありました。

政府関係者「撮るな、撮るな」

記者「なぜですか」

政府関係者「なぜじゃない。私の上司から連絡がないんだ」

一方、ウイルスの流出が疑われた研究所は23日、人や車の出入りは少なく、ひっそりとしていました。ただ、警備関係者が取材を制止するなど、当局による情報統制は続いています。