アメリカのバイデン大統領は21日、CIA（＝中央情報局）のバーンズ長官を閣僚に昇格させる方針を明らかにしました。

バイデン大統領はバーンズ氏の閣僚昇格を発表する声明の中で、「CIAはロシアのウクライナ侵攻への対処や中国との責任ある競争の管理など、国家安全保障上の最重要課題に対して、明確な目線で長期的な対応策を提供している」と評価しました。

外交官出身者として初めてCIA長官になったバーンズ氏はバイデン大統領の信頼があつく、ウクライナに極秘訪問を重ねるなど「大統領の密使」の役割を担ってきました。

アメリカメディアは閣僚昇格を「象徴的なものだ」とする一方、「バーンズ氏が政権の外交政策を進める上で中心的な役割を担っていることを反映している」と指摘しています。