米ファイザー ワクチン臨床で前向きな結果
アメリカの製薬大手ファイザーは1日、ドイツの医薬品メーカーと共同開発している新型コロナウイルスのワクチンの初期段階の臨床試験で、前向きな結果が得られたと発表しました。
ファイザーなどによりますと、45人を対象に行った初期段階の臨床試験で、開発中のワクチンを投与された全員にウイルスの抗体が作られたことが確認できたということです。また、深刻な副作用は報告されなかったとしています。
この結果を受け、投与する人を大幅に増やして安全性と有効性を確認する第2、第3段階の臨床試験を今月中にも始める予定だということです。
開発に成功すれば、今年末までに最大で1億回分、来年末までに12億回分以上のワクチンを生産し、日本を含む世界各国に供給したいとしています。