トランプ大統領、EUの報復措置にさらなる追加関税で対抗する構え
アメリカのトランプ大統領は鉄鋼とアルミニウムへの25パーセントの関税にEU=ヨーロッパ連合が報復措置を打ち出した事をうけさらなる追加関税で対抗する構えを見せています。
アメリカのトランプ政権は、12日からすべての国に対し鉄鋼とアルミニウムに25%の関税を課しています。これに対しEUは、日本円で、およそ4兆2000億円相当のアメリカ製品に報復関税を課すことを打ち出し、来月1日から段階的に導入すると明らかにしました。
EUが報復措置を打ち出したことをうけ、トランプ大統領はさらなる追加関税で対抗する構えをみせています。
トランプ大統領
「EUが我々に何を課そうとも、我々もEUに課す。EUが我々に (報復措置を)課すのなら、25%、20%、10%、2%、あるいはそれが200%であろうと、我々もEUに課す」
また、トランプ政権に連携して対抗していこうとEUによびかけているカナダも報復措置として日本円でおよそ3兆1000億円相当のアメリカ製品に25%の関税を課すことを発表しました。今後、こうした追加関税の応酬が続くのではないかとの懸念が高まっています。