フランス政府は新型コロナウイルスの拡大防止のため、屋内の公共の場でのマスク着用を２０日から義務化すると発表しました。当初は来月から義務化される見通しでしたが、感染が再拡大する兆候があり、早めたものとみられます。

フランスのヴェラン保健相は１８日、自身のツイッターで、商店や銀行など、一般市民が立ち入る全ての建物でのマスク着用を２０日から義務付けると発表しました。

マスク着用をめぐってはマクロン大統領が先週、８月にも義務化したい考えを示していましたが、これを前倒した形です。

フランスのほぼ全土で感染ペースが再び加速していることなどから義務化を早めたとみられます。またフランス政府は、他人と接触する機会が多い夏休み中の感染予防の徹底を呼びかけています。